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目からウロコ!桶の理論

長年、瞑想の講師をしている女性は、指導の的確さや、穏やかさ、優しい性格から、周りからとても信頼されていました。


しかし、彼女は人のものを盗ることをやめられなかったのです。人のものとは、男性です。他人の旦那さんやパートナーです。

TwitterなどのSNSでは、たくさんのアカウントを持つことができます。メインのアカウントの他に、用途を変えて使い分けることができます。


それに慣れてくると、ネットに限らず、だんだんと、メインの顔だけが自分で、別の顔は、なんとなく自分ではないような気持ちになってきます。


しかしそれは大きな間違いです。


私たちは木の桶のようなもので、すべての側面が合わさり、自分を形成しています。


どんなに立派な桶でも、ひとつ短い板があると、そこから水が漏れてしまいます。どれくらい水が入るかは、一番短い板の長さによるのです。


他の板が立派でも、最も短い板が水の量を決めてしまいます。



これはスピリチュアル(精神性)を大切にしている人は、特に重要なことなのです。

スピリチュアルを学んでいくと、自分の愛の部分、自己肯定、能力、知識などが突出していきます。


しかし、一番大事なのは自分の低い部分、愛とは違う性質を、変えることなのです。

嫉妬や怒り、傲慢さ、強欲、悪い習慣、人のせいにする癖....それらを持っていると、あなたの中の水は流れ出します。

人は、たくさんの良い面を持っているものです。しかし問題なのは、最も愛から遠い面です。


| 愛で帳消しにならない


昨今、世間でも才能のある人や支持のあった人たちの違う面が出始めています。


その人の愛に溢れた側面しか知らない人は、何が悪いのか分からないかもしれません。「あの人は、丁寧で、気さくで、優しくて、才能に溢れているよ!」と言うかもしれません。

しかし、人を見下してしまう心や、ヒステリックな一面、怒りや支配欲、人のものを欲しがる癖、性的倒錯....など、


それらの愛とは違う側面は、他の愛の側面で帳消しにはなりません。


短い板を剥ぎ取り、違うものに変えるときです。


|甘い言葉に注意

時にスピリチュアルの甘い言葉は、私たちの「短い板」を見ないようにさせます。他の突出した部分で、帳消しになるような気持ちにさせます。


真の精神性とは、自分が愛であるという信念があるからこそ、自分の中のそうではないものを、剝ぎ取ることができるのです。


「すべての人は愛である」その言葉を信じる人こそ、自分の愛ではない部分にメスを入れることができ、また他者のその部分に対しても、識別を持って見極めることができます。





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